こんにちは。こまきです。
ただいま育休中で最近3歳になった息子ともうすぐ1歳になる娘と過ごしています。
子どもの事を大切に思っているのに、無理やり言うことを聞かせようとして自分自身がイライラしてしまったり、子どもに嫌がられてしまうことってありませんか?
私は下の子が産まれてから心の余裕が無くなったことと、上の子も大きくなり自我が芽生えてきて、思うようにいかずイライラする事が増えてしまいました。
まさか、大好きな子どもに対して怒りの感情が湧いてくるとは…ショックでした。
自分が情けない
まだまだ手探り状態ではありますが、今回は子どもは自分の所有物ではない、対等な人間なんだと思えるようになったおかげで、子どもとのやり取りが少し楽になった話をお伝えしようと思います。
- 子どもにガミガミ怒ってしまう方
- こどもに言いたいことが伝わらず、イライラしてしまう方
- 言いたいことがなかなか子どもに伝わらずお困りの方
子どもに対してイライラしてしまう
下の子が生まれると上の子に付きっきりという訳にはいかないですし、やらなければいけないことも増えました。
始めのうちは、まだフニュフニャの赤ちゃんがお家に来て緊張感もあり必死に過ごしていましたが、1カ月くらい経って気が付くと「あれ??私、息子に対してイライラしてない?」と思うように。
子どももイライラする私を見てかなりのショックを受けていましたようです。
ママー!あぷぅしないで(怒らないで)!いい顔(ニコニコ)しよぉー
なんて言われてしまいました…
ごめんね!!!こんなはずじゃなかったのに…
親子のやり取りをスムーズにするコミュニケーション方法

そんな時に思い出したのが、息子の保育園で出会った「親行」です。懇談会の後、短い講座を受講しました。
入園当時息子は9カ月で、息子に対してイライラすることはほとんどありませんでしたが、とても興味深い内容だったんです。
息子が小さい時から良い親になれるのか漠然とした不安があったんですよね…
親行とは
子どもの気持ちを受け止め尊重しながら、親子のやり取りをスムーズに運んでいくためのコミュニケーション方法。
1962年にアメリカの臨床心理学者トマス・ゴードン博士が考案したもので、カウンセリング・学習・発達心理学・教育学など、行動科学の研究成果を基礎にしたプログラムです。
最近では、就学時に講演がある地域も増えているそうですよ。
親行の3つの柱
①聞く→相手が悩みを抱えたとき、相手自身で考え乗りこえていけるよう手助けする聞き方をする
②話す→自分の気持ちや考え方を率直に伝える
③対立を解く→相手と欲求や価値観が対立した時、お互いが満足できる解決策を探す
私は、良い親になるためには立派な人間にならないといけないんだ、我慢が必要なんだと思い込んでいて軽く絶望していましたが、自分の気持ちを率直に伝えて良いんだ!と目からウロコでした。
子どもの立場にたってみる
親行には、コミニュケーションをはばむ障害(お決まりの12の型)というものがあります。
- 命令(指示)
- 脅迫(注意)
- 説教(訓戒)
- 提案(忠告)
- 講義(倫理の展開)
- 非難(反対・批判)
- 同意(称賛)
- 侮辱(ばかにする)
- 解釈(分析・診断)
- 同情(激励)
- 尋問(探りを入れる)
- 侮辱(気を紛らす・冗談)
改めて考えてみても、私は子どもに対してかなりやっちゃってます(涙)
例えば、息子がおもちゃを出したままにしてる時
ちなみに、息子は「今、本を読んでるから、後で片づけるね!」など何か理由をつけて片づけを後回しにして、最終的に「1人で片づけられないから手伝って」と言い始め、気が付けば私の方が必死で片づけることが多いです(トホホ)
いいから、早く片付けなさい!(命令)
もう捨てちゃうね!(脅迫)
じゃーもう出しっぱなしにしておけばいいよ!(同意)
きゃー!お恥ずかしい…
子どもの立場にたって考えると、これを言われたときに『よし!じゃー片付けう』って思わないんですよね…
友人にはこんな言い方絶対にしません。
やっぱり「自分の子どもなんだ」って所有物の様に思ってしまっているんだと思います。
当然、そんな風に考えてたら子どもにも嫌がられちゃいますよね。
自分の気持ちを伝える【わたしメッセージ】
①受け入れられない行動力について、相手を責めることなく表現する
②その行動の具体的な影響を表現する
③行動および影響に対する感情を表現する
うーん。難しい
正直、かなり難しいです。私が特に難しく感じているのは①の相手を責めることなくってところです。
これは私の性格の問題なんだと思うのですが、どうしても嫌味っぽく言っちゃうことが多い!(涙)
わたしメッセージを実践
最近、毎朝繰り返されているのが息子の「保育園に行きたくない!」です。
新型コロナの影響で育休中の我が家は4ヶ月間保育園に通わせることが出来ませんでした。
やっと通える!と思ってホッとしたのもつかの間。通い始めた日の夜から「明日は行かない!」と言い始めました。
朝は号泣です。
先日、私が朝眠くて起きられず、先に夫と息子がリビングに行ったのですが、リビングから息子のギャン泣きが聞こえてきました。
驚いてリビングに行くと「保育園に行きたくない」という息子に対して、夫が命令&脅迫で対応しているではないですか(汗)
「そんなこと言わないの!」「泣かないで!」「保育園に行きなさい!」は言いません。(言いがちな私)
保育園行かない!ママとお家にいる!
お休みして、ママとお家で遊びたいんだね。(同調)
保育園のごはん美味しくないから
そうなんだね。美味しくないんだね。
お昼ごはん、ママが作ったのを食べたいから
ママが作ったごはんを食べたいんだね。
○○が行きたくないって泣いているとママも悲しくなっちゃうから困るよ。
もちろん、ここで反発される可能性もあると思いますが、この時の息子の反応は
早くお迎えに来てね…
でした。
夫は、泣き叫ぶ息子に呆れて別のお部屋に非難していましたが、息子はパパのところに行って嬉しそうに「保育園に行くよ!」と言っていました。
今でも朝1回は行きたくないといいますが、息子の気持ちを否定しない、わたしメッセージで伝えるを意識していると自分で覚悟を決めてお家を出ています。
そして、迎えに行くとお友達とメチャクチャ楽しそうにしてるんですよね。
さいごに

私は、子どもだって1人の人間、思いどおりに行かなくて当たり前!って考えたら、気持ちが少し楽になりました。
息子に対して不満がある時は、友人に伝えるとしたら何て言うのかな?と考えるようにしています。
失敗もかなり多いですが…
子どもが小さいうちから、こんなに手こずっている自分にショックを受けていますし、この調子で思春期とかどうなるんだろう…なんて不安もあります。
でも、親行を取り入れてみて子どもが聞き入れてくれやすい言い方があるんだなと少し手応えも感じています。
参考にしてもらえたらうれしいです。
参考:Parent Effectiveness Training 親行 / トマス・ゴードン著 近藤千恵 訳
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